セカンドギアに課題

東大阪陸協主催のover30の記録会に参加し、100mを2本走ってきた。

現段階では100m走を5分割して走るように計画している。スタートブロックにはじまって、最初の4歩がファーストギア。5歩目から12歩目までがセカンド。次の12歩がサード。次の8歩がフォース。計32歩が加速局面で、その先が加速を考えず減速を抑えて走るフィフスで24歩走ってゴール。歩数で分割するとざっとこんな感じ。

さて、今日の課題は5つの走りをきちんと切り替えること。次にセカンド区間で上体が起き上がらないように抑え込んで走ること。

1本目。セカンドで身体が起きあがってしまう。そのため必要な加速を得られずそのままサードへ。その影響でサードも加速不足となりフォースで到達すべき最高速度には未達。何とかしようとフィフスで頑張るも時すでに遅しで、逆にゴール前10mで力尽きた感じ。一つ狂えばそのあとすべてが狂う。タイムは12秒64(+1.8)。今期のセカンドベストながら内容は50点。何もできなかったというのが本音。

今日のテーマを確認し直し、優先順位1の切り替えだけをテーマにする。

2本目。歩数だけに集中して走る。タイムは12秒51(+3.1)。参考記録ながらシーズンベストで奈良県記録を上回る。クールに走れた感じ。

2本を走り終えて夏の強化ポイントを整理。その❶はセカンドの走り。ファーストから受け継いだ前傾姿勢を保てるように上体を抑え込みつつ、接地時間の長さを利用してもう少し強く前方に「押す」ようにしたい。最高速度が上がるのでうまくいけば0.2くらいの短縮につながるとみる。一方、サード以降の走りを踏まえて常に60点が取れるような安定感を。

その➋はフィフス。もう少し乗り込みを意識し、短い接地時間の中でより強い反発を得られるように骨盤と腹圧を固めたい。これはフォーム修正か。減速を抑えることでうまくいけば0.2くらいの短縮につながる。このフィフスでは常に80点以上の安定感が欲しい。

夏場の練習で❶➋に集中して取り組むことで計0.4が短縮できる素地を養い、秋には12秒2⁻3がコンスタントに出せる、風次第では11秒台があり得るような状態を作り上げたい。さらにレースでもクールに走れるようなメンタル面でも何かしらのトレーニングを積んでマスターズに参戦しようと思う。

このあたりのトレーニングが有効。

【参考】

トレーニングではパーツごとに強化を図る。しかしギアとギアの間にはその時々で2⁻4歩のチェンジ期間があるのでガキッガキッと変わるのではなく実際の走りではグラデーションとなる。80~120mを走る練習をする時はこのグラデーションを意識する。

短距離走も仕事と同様に”PLAN-DO-SEE”の繰り返しで進んでいく。

果たして秋にはどんな「実り」があるのだろう。楽しみにしておこう。

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