一生傷ってあるんやなあ
右足の骨折は一生傷。わかってはいたけれどやっぱりね。セカンドオピニオン、いや、サードオピニオンも同じでした。
ケガとか病気とか、一度のことで生涯逃れられない後遺症が残ることがあるのは知っていましたが自分自身が背負うことになるとは思ってもみませんでした。他人事でした。でも私も同じ、ヒトなんですね。
結論からいうと2年半前に同時に骨折した右足の脛骨と腓骨、それに伴う足首関節の様々なトラブル…。元には戻らないようです。あの日あの時あの瞬間の出来事、今でも昨日のように思い出せますが、あれが一つの分岐点だったのですね。
サードオピニオンは簡潔に言うと「ここまで治っていいるのが奇跡」だそうです。ほとんどの人はここまで回復しないのだと。
ということで迷いが吹っ切れてすっきり。練習にも身が入ります。
私はまあまあ悲観的な考えをする人で、これまでも何かあるたびに最悪のことばかり考えていました。高校時代にバイクで事故をしたときはベッドの上で二度と歩けない自分を想像しましたし、今回も二度と普通には歩けない自分を想像しました。
それでも何とか生きて来れたのは「まあ、それはそれで何とか生きていけそう」と思えたからです。だって寝たきりの人は大勢おられますし、普通に歩けない人なんて珍しくもないご時世ですから…。私の境遇なんて普通といえば普通です。とにかく先々をあまり考えずに今はリハビリしようと。
その結果、歩けなくなるどころか58歳にもなって「全力疾走」して記録も伸ばしている私…。先生に言わせるとそれはある意味で奇跡だと。走るのは使命なんじゃないかと。あら、ほめられたのかしら?ならばそれを受け入れようと。
どうやら私にとっていいも悪いも過去の出来事は関係なさそうです。大切なのは「今」どうあるかということ。
今日、「異動辞令は音楽隊」という阿部寛主演の映画を観ました。 詳細は省きますが「今いる場所で咲きなさい」というメッセージが込められた映画と思いました。
今に自分の心境にピッタリ(笑)。
さあ、今の自分を使いこなすぞ! 練習だ! とNO TENKIな自分に今日もまた笑ってしまいます。あれこれ言わず私の使命ってことにしておいてください。
そんな感じです。