すっかりおばぁちゃんです

まもなく13歳の誕生日を迎えるダルメシアンのベル(♀)。昨年あたりから耳は聴こえない(ようですが実際はとぼけているかも)、目はほとんど見えない状態になっています。すっかりお歳です(笑)。しかしながら食欲はいっこうに衰えず、ジョイ(♂)の分まで横取りして食べてしまう始末。食欲は健康のバロメーターなので嬉しい悲鳴ですが、困ったことも…

こちらは以前からですが、ベルは食欲だけでなく、日に1リットルを超えるものすごい量の水を飲みます。我が家はここ10年以上、コズミックウォーターばかり飲んでいて、これが家族・犬・アカハラ君・プラントさんの元気の源なのですが、それにしてもベルは突出して飲むわ飲むわ。

で、何が困ったことかというと、加齢でおしっこが我慢できなくなってきて、多い時で6時台、12時台、17時台、23時台と日に4回も散歩に突き合わされます。若い頃は多くて3回だったのに。で間が開きすぎると大量のおもらし。もう大変です…。

「犬の介護」って知っていますか?世間にはこれを経験したという人が大勢いらっしゃることをつい最近知り、とても驚きました。

前兆は「散歩に行きたがらない」ようになることだそうで、かつて大好きだった散歩に行こうとするといやそうな顔をする、近づいて来なくなるなどの態度に変化が起こります。

これは足が弱ってきたからで、そのうちに歩行も困難になり、抱っこしてお散歩に出かけておしっこをさせるという事態がやってきます。これが小さい犬ならまだしも、大きくなると本当に大変だそうです。

しばらくすると「おしっこするにも踏ん張れない」ようになります。こうなるともう散歩も不可能で、家の中でおむつで排便させるしかなくなります。そのうちほとんど寝たきりに。

それからも身体をさすったり、寝る向きを変えて床ずれができないようにするなど本格的な介護が必要な時期を経て、寿命を迎えるようです。

朝、散歩中に出くわすご婦人は30キロを超えるレトリーバーを看取られたそうですが、最後の半年くらいは介護でもう地獄のようだったとおっしゃっていました。あの華奢な身体でレトリーバーを抱いて歩いておられたなんて想像もできません!その時のトラウマからか、今は4キロほどのチワワを飼っておられます。

ベルも足が弱ってきて、散歩の回数こそ増えましたが1回あたりの時間は短くなりました。じっとしておられずに歩きながらおしっこをすることもあります。我が家にも「犬の介護」が必要な日が着実に近づいています。ベルは25キロ。まだ抱っこできるかな。

ただ今57歳。今から犬を飼いだすとして看取るのが70歳。さすがに25キロは抱けない。残念ながら、もう大好きな大型犬は飼えそうにありません。ベルが最後です。

50歳を過ぎるといろいろ考えることも変わってきますね。人生100年時代の道半ばは、わからないことばかりです。

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