高市総理誕生から初の外遊、そしてトランプ大統領来日と、政界はニュースずくめですね。映像を通してみる限りですが高市総理は華があっていいですね。他国のリーダーも我先に握手を求めていて、久しぶりに国際会議の中心に日本人がいることを少し誇らしく思います。これをスタートに外交でも大いに力を発揮していただきたいですね。

さて、全国各地でクマの目撃情報やクマ被害が相次いでいます。死者も二けたに上っており被害は深刻です。私の生まれ育った京都市左京区岩倉でも以前からツキノワグマが出没しており、田んぼから山に続く農道には「クマ出没」の看板が多数あります。出没した日時も「えっ、最近やん」という感じで今にも目の前に現れそうです。怖くて、すぐにその場を去るようにしてます。

以前から岩倉の里山はシカの害がひどく、故郷の風景を守りたい思いから狩猟免許を取得してシカの捕獲に挑んだ時期がありました。今、そのあたりがクマの出没エリアになっています。

テレビを見ているとクマの駆除に「猟友会」が協力している映像が出てきます。彼らは決まってオレンジ色のベストをきています。果たして彼らは何者なのか…。編集後記に続く。

クマの駆除には賛否があるようですが、私は「クマに遭遇したらおしまい」くらいに恐れています。イノシシもそれに近い感じ。シカの場合は角のあるオスに襲われたらひとたまりもないと思っています。どれも銃以外では太刀打ちできない猛獣です。なので、人里に出てきたら駆除して欲しい。プーさんやウリ坊、バンビは絵本の中のお話しで、実物は本当に恐ろしいのです。

還暦も過ぎると「死に方」についてを考えたりしますが、クマに食われて死ぬなんて考えたこともありませんでした。被害にあわれた方々もそうだと思います。でも現実におきています。クマはとどめを刺さず、獲物を生きたまま食らうのですよ。皆さん、クマの出るところには近づかないのが一番です。この時期の山歩きや山菜取りはNGです。山の中のゴルフ場も安全とは言えません。

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狩猟免許には、使う道具によって罠猟、網猟、銃猟の3つがあります。私は3つとも取得しました。記憶では同時に試験を受けた方の多くが3つとも取得していたように思います。試験自体はそう難しいものではありません。

実際に狩猟に出向くとなるとハードルが一気に上がります。ビギナーが一人で狩猟に出向くのは死にに行くようなものですから先輩の狩猟に同行することからはじめます。中でも銃猟の場合はマストです。プロの猟師につく人もいますが、たいていは地域の「猟友会」、分かりやすく言えば狩猟同好会に入って活動に参加します。プロにつく、猟友会に入る、そのどちらからはじめるにせよ、「狩猟は命の危険を伴う」ので上下関係は大変厳しいものになります。

また銃猟の場合、狩猟免許とは別に「銃の所持」の許可を得る必要があります。許可を出すのか所轄の警察。その際、身辺調査や職場、ご近所への聞き込みなどが行われます。まるで犯罪者のよう(笑)。これを嫌って狩猟免許を持ちながら銃の所持許可を申請しない、銃を持たないペーパーハンターさんが多数います。私もその一人です。

話はちょっと逸れますが、銃を撃ちたいなら狩猟免許より先にクレー射撃をはじめる方が近道です。銃所持の許可が比較的簡単におります。

話を戻します。実際に行われているのは罠猟が最も多いようです。対象はクマからイノシシ、シカ、ハクビシン、キツネ、タヌキ、ヌートリア、イタチ、アライグマ…。山間部を車で走っていると箱罠をよく見かけると思いますが、あれはイノシシかシカ狙いです。

罠にかかった獲物はたいていの場合、駆除(殺処分)します。主に刺殺です。急所を一刺しで決めてあげないと苦しむので本当にかわいそう。実は一般人にはこれがきつい。なのでここはプロに依頼することが多いようです。クマやイノシシなどは箱罠に入れたまま銃殺する場合もあります。近距離から眉間を打ち抜きます。銃殺の場合、銃猟の免許と銃を持っている人に依頼することになります。

銃猟に使う銃はほとんどが「散弾銃」です。銃口から出た瞬間に弾が開いてさらに小さな鉛弾になって飛んでいくやつです。鳥など小物を狙う時は当たりやすいように小さな鉛弾がいっぱい飛んでいくものを使います。小鹿などは中型の鉛弾、大物は鉛弾1発のものを使います。散弾銃と言っても散弾しない弾を使うこともできるのです。なお、鉛弾の大きさと、威力、射程は反比例します。ちなみに銃身に線条があり弾を回転させるライフル銃は弾をまっすぐ遠くに飛ばすことができます。当たりにくいですが、当たった際の殺傷力が絶大なので所持にはより高いハードルがあります。とにかく銃は危険なのでその所持や管理要件は厳しく、また誤射を避けるために山の中に入る時は銃猟、罠猟を問わず目立つ「オレンジのベストを着用する」のが決まりとなっています。

話を進めてクマの駆除問題。銃で駆除に当たっているのは猟友会の人、つまり狩猟が趣味の人たちです。プロではありません。たいていは本業があります。そしてこの猟友会、上限関係が厳しく若い人が敬遠しがちなので高齢化が進んでいます。そうとう「フットワーク」が悪い…。

また猟友会はシカかイノシシを狙ってグループでハンティングを楽しむのが基本です。皆で獲物を追い込んでから撃つのでたいていは近距離射撃です。使うのは散弾銃。猟友会では遭遇することが少なくて面白くない一方、出会えば大きな危険が伴う「クマ撃ち」はほとんどやりません。実際、散弾銃ではよほどの急所にでも当たらない限りひるむことなく平気で襲ってくるクマには山で遭遇したくない、危険すぎるので近づきたくないのです。せめてクマは遠くから安全に撃ちたい、できればライフルで撃ちたい、ライフル銃は持ってないけれど…というのが本音でしょうか。

今、クマの駆除に駆り出されている猟友会の人たち、そうとう我慢していると思います。

  • 駆除(猟)はそもそも仕事じゃない
  • クマは撃たないし、クマ撃ちの道具(ライフル)もない。
  • 散弾銃で遠くから撃って当たってもクマは簡単に死なない。
  • 逆に反撃されて命の危険がある。
  • なのに日当も雀の涙。
  • 上手く駆除してもその後の解体が大変
  • 世間から「クマを殺すな」と非難される。
  • 腰も痛い…

秋田県知事は小泉防衛大臣に自衛隊派遣を直訴したそうです。銃は使えないまでも、それ以外の後方支援が欲しいとのこと。猟友会のメンバー、皆が60歳以上なので、自衛隊の若者の皆さん、力仕事を頼みますって感じでしょうか。わかる気がします。

今日は「クマ」の話題でした。ちょっとは現場の感じが伝わったでしょうか。参考になったなら幸いです。

投稿者プロフィール

いちぜんや
いちぜんや
茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。

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