梅雨らしい、はっきりしない天気の日が続いていますね。まとまった雨量が予想されていたので大雨でも来るのかと心配をしていましたが、今のところは取り越し苦労のようです。今年は梅雨らしい梅雨のまま、そして一日も早く早く明けてくれるといいなあと思う今日この頃です。
さて、沖縄県名護市の安和桟橋で、辺野古の新基地建設に抗議中の女性(72)と警備員の男性(47)がダンプカーにひかれて死傷する事故が発生しました。亡くなった警備員はダンプの前に出た女性を引き留めようとして事故に巻き込まれた可能性があることが捜査関係者への取材で分かっています。
事故発生を知らせるニュースはこちらから
まずは亡くなられた警備員の男性とご遺族に心よりお悔やみ申し上げるとともに、けがをされた反対派の女性にお見舞い申し上げます。
この事故、現地にいた多くの人が目撃しており、その動画も残っていますので今後は警察による調べが進んで原因が解明されることでしょう。それはそれとして、ちょっとおかしいなあと思う発表が続いています。
この事故の報告を受け、沖縄県の玉城知事がコメントを発表しました。その中で知事は「原因究明=investigation of cause」と「安全対策」ができるまで工事を中断すると明言しています。
玉城知事のコメントはこちらから
少し遅れて林官房長官が会見の中で「原因究明のために工事を中断している」とコメントしています。
林官房長官のコメントはこちらから
この事故を整理します。反対派が基地建設工事の中止を求めて事故現場となった橋の搬出入口で抗議活動をしていたこと、搬出車両と反対派との事故を防ぐ目的で民間の警備会社が現地の警備に当たっていたこと、残念ながら人身事故が発生し工事が中断されたこと、の3点に間違いはありません。
そもそも反対派の目的は基地建設工事の中止ですから「工事が中断」された時点でその目的が部分的に達っせられたことが分かります。今後、どれくらいの期間にわたり工事が中断されるのかにもよりますが、反対派にとっては「人身事故が起きれば工事が中断される」という良き前例となったことは間違いありません。
よく「アリの一穴」といいますが、小さなほころびが後々大きな出来事につながることがあります。もしこの中断が長期化して工事計画に支障をきたし、一方でけがを負った女性が「よくやった」と反対派から称賛されるようなことになれば命知らずが後に続いて…。この可能性はゼロではありません。今回の「工事中断」という判断がそうならないことを祈るばかりです。
私としては他の交通事故同様に現場検証がすみ次第、速やかに交通の再開=工事の再開を行うべきと考えます。少なくとも反対派が主張するように「車の前に故意に急に飛び出す」といった抗議活動ではない=事件性のない事故と分かれば特別なことをしないのが得策ではないでしょうか。
とにかく、事故原因の早期究明と工事の再開を待ちましょう。何より亡くなった方のご遺族に手厚い補償がありますように。
投稿者プロフィール
- 茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。
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