暑い暑いのお話はもう飽きてきましたが、やっぱり暑いです(笑)。皆さん、酷暑の中、いかがお過ごしでしょうか。私はなるべく外出を避け、涼しい部屋で、久しぶりにテレビやSNSから伝わる暑い選挙戦に一喜一憂しています。

ということで、お約束の屋久島レポートは先延ばしさせていただいて今週までは参議院選挙にまつわることを書かせてください。

その前にトランプ大統領が「日本は急速に方針を変えつつある」という声明を出しました。何を指しての発言か真意は不明ですが、時期が時期だけに気になりますね。

さて今回の参議院選挙。「えっ」と思うような有名人が出馬しています。大阪選挙区の世良公則氏。全国比例の北村晴男氏です。さらにお二人とは格が違いますがラサール石井氏。

世良さんは今もライブチケットが入手困難なバリバリのミュージシャン。北村さんもテレビ出演とともに本業の保険関係の弁護士として第一線で活躍中で、お二方とも政治家になるメリットがない方です。ラサール石井氏の本業はコメディアンですが私は彼の芸で笑った記憶がありません。そういえば、鹿児島旅行中にラサールの前を通りました。実は石井氏の出身校が超進学校のラサールで、その名を芸名にしたのが当たって実績以上に有名なのだと思います。ちなみに現外相の岩屋氏もラサール出身。

いつもなら大物タレントの出馬はニュースソースとしてマスコミが大騒ぎするはずですが、今回に限り、新聞・テレビは全く報じていません。今日はその理由を考えてみたいと思います。編集後記に続く。

40年前の新社会人時代。会社の先輩に勧められて新聞の購読をはじめました。全国紙2社、地方紙1社、日経新聞を定期購読していたことを思い出します。業界専門誌を購入するとすっからかんになってしまうのでこちらは朝一番に会社に行って読んでいました。テレビも良く見ていました。今よりもずっと放送局ごとに個性があり番組が面白かったように思います。マスメディア全盛期でした。

その後、インターネットの普及でマスメディアが徐々に力を失い、現在はSNSを中心とするネットが新聞・テレビ=オールドメディアを凌駕しつつあります。私もすでに新聞を買わなくなって久しく、テレビを見る機会も大幅に減りました。私のような方も多いのではないでしょうか。

現在のマスメディアはマーケットの縮小と高齢化が進む中、業界一丸となって左寄りの姿勢を取っているようです。一方のネットは右から左、本物から偽物まで玉石混合です。以前のマスメディアが個性的だったように、ネットでの発信者はそれぞれ先鋭化して差別化し、生き残りをかけています。マスメディアのように一括りにできないのがネットです。

話を進めます。世良氏、北村氏は御年69歳。お二人とも若々しいですが会社員ならとっくに定年を迎えている年齢です。そしてこの年齢ならネットよりもテレビを情報源にしていてもおかしくないでしょう。

実際にお二人ともテレビに育てられた方で、テレビ愛が根底にあるように思います。そしてここがポイント、テレビ愛があるからこそ、左寄りとなり偏向報道を繰り返すテレビに対する怒りが大きいようでそれが「テレビ批判」につながっています。テレビっ子だった私もその気持ち、よくわかります。この「テレビ批判」を繰り返す言動が、テレビがお二人を取り上げない理由の一つです。

より大きな理由は彼らが共通して「中道」だからと思います。いえ、テレビからすれば「右」だからでしょう。彼らが主に訴えるのは「野放図な外国人の受け入れ反対」であり、それに関連する外国人による犯罪やモラルの低下を問題視する立場です。ごく当たり前のことです。一方のテレビはとにかくグローバリズム、共生推進ですから真っ向から対立しています。その結果、「黙殺する」のが基本方針のようです。

世良公則さん街頭演説
北村晴男さん街頭演説

テレビは不都合な候補者を「報道しない自由」のもと、黙殺しようとしています。しかしこの動きがネットの世界ではオールドメディアへのさらなる批判につながっています。

世良さんと北村さんの選挙結果。これは有名タレントが受かった落ちたというレベルではなく、マスメディア対ネットの戦いでもあります。お二方とも「選挙に出ている」と分かれば一定数の支持を得られる超有名人です。しかし出馬の事実が広く浸透していなければ票にはなりません。果たしてこの数日でおふたりの出馬の事実がどれくらい浸透するのか。ネットの力を測るいい機会かもしれません。

そんなことも楽しみながら冷房の効いた部屋で選挙戦を見ている今日この頃です。

追伸。
GYM帰りに京橋駅前の喫茶店でお茶をしていたら日本保守党の有本香さんが店に入って来られました。満席だったので出て行かれましたがちょうど私も出るところだったのでお声かけをして写真をパチリ。

その後、街頭演説をされるというので聞いてきました。小柄ながら迫力満点!百田さん曰く彼女は「トラ」もしくは「クマワシ」とのことですが分かるような・・・

投稿者プロフィール

いちぜんや
いちぜんや
茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。

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