窓の外は朝から小雨交じりの愚図ついたお天気。どうやら梅雨入りしたそうです。これからしばらくの間、我が国特有のじめじめした日が続きます。いつもの散歩道には様々な種類と色のアジサイが待ってましたとばかりに元気に咲き誇っています。一方、道行く人の手には色とりどりの傘。お天気を除いては意外に色鮮やかな季節なのかも知れません。
さて、この文章を簡潔にすると「今日は雨。梅雨入り。散歩道にはアジサイ。私たちは傘。色とりどり」と言った感じでしょうか。なんと味気ない(笑)。
なぜか。それは名詞を彩る「形容詞」、英語で「adjective」を省いたからです。今日はこの形容詞について考えさせられることがあったのでそれについて書きたいと思います。お付き合いください。
テレビによると、アメリカのロサンジェルスではトランプ大統領の移民政策に反対するデモがあり、一部が暴徒化。あちこちで車が燃やされ、取り締まるために警察が武器を使用しています。事態を鎮静化するため、トランプ大統領の命令により州兵が動員される模様です。
私はこれを見ながら「すごい偏向報道やなあ」と思ったのですがその理由が「形容詞」に違和感を感じたからです。これについては編集後記で…。
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私が何より気になったのが「移民」という表現です。今回の暴動の主役は合法の移民ではなく、不法に入国したり滞在許可の切れた後も出国しない不法滞在者です。彼らを移民と呼ぶのも問題ですが、少なくとも合法的にアメリカに移住して暮らす人々と明確に区別するためには少なくとも「不法移民」というように形容詞を伴うべきと思いますがこれが排除されています。
もしこれがきちんと「不法移民」と表現されていればこの暴動が「犯罪者集団による」ものであると視聴者が判断できます。そして警察の武器使用によって民衆がケガをしているのではなく、犯罪者集団の投石などによって警察にケガ人が出ているため自衛の措置として武器を使用しているというのが事実です。
実際の映像を見てみると暴徒はメキシコ国旗を振りかざしています。アメリカ国内において他国の国旗を振りかざして集団で暴力をふるっているとなればこれは「外国勢力による内乱」です。国防として軍隊が対処すべきケースでしょう。
結果として視聴者はトランプ大統領の命令は正しいという判断に落ち着くはずです。しかしながらアメリカでは大半のメディアが「反トランプ」ですからトランプの移民政策は酷い、州兵の派遣は暴挙だ、といったような印象操作が行われることになります。
さて、バイデン政権による「国境の開放」によって無数の不法移民を受け入れてしまったアメリカ。この不法移民がアメリカの秩序を壊しているのは明らかです。そしてその不法移民の聖地がロサンジェルスと言われています。トランプ大統領にとってロスの不法移民を排除し治安を回復させるのが全米に向けてのメッセージになるため最重要課題の一つとなっています。メディアによる避難や偏向報道に対して一歩も引かない構えのようです。
翻って我が国。不法滞在、不法就労、不法民泊…など外国人による「不法行為」が跋扈しています。明らかな道路交通法違反も取り締まろうとしない警察。そして傷害罪で逮捕しても控訴せず釈放する検察…。我が国の秩序が崩れ始めています。
日本のメディアも「外国人を差別するな」などと言います。アメリカのメディアと同じ手口の印象操作です。きちんと外国人に形容詞をつけなければいけません。我が国は移民政策を採っていないというのが国の建前ですから「日本で不法行為をはたらく外国人」です。
このままでは我が国も大変なことになりそうですが、国を思うリーダーはなかなか登場しそうにありません。それはそうとしてあきらめずに選挙に行くとして…。人の話を聞く際も、自分が人に話すときも、形容詞には気を付けたいものです。
投稿者プロフィール

- 茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。
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