毎朝の散歩コースでは淡いピンクのソメイヨシノが去り、濃いピンクのヤエザクラが遊歩道の上を覆うように咲き始めました。満開の時期になると遊歩道が暗くなるほどに咲き乱れます。この時期の、毎年恒例の主役交代劇です。
さて、街を歩くと振り返るほどおしゃれできれいな「男子」にお目にかかります。それも「たまに」ではなく「しょっちゅう」です。もういちいち驚いてはいられません。ストリートダンスからはじまった新しい文化も広がっています。マスメディアの時代には見向きもされなかったものがSNSで極光を浴びています。メイク動画もダンス動画もSNS上で大人気です。
よく似たことが約300年前にもありました。当時、我が国最大の都市だった上方(大阪)や江戸(東京)といった都市部では男性が女性の服装をして化粧をし街を闊歩していました。男性が女性を演じる「歌舞伎」が庶民の大娯楽となっていました。
同じく、浄瑠璃、俳諧、浮世絵を筆頭に絵画も庶民のものとなりました。それまで貴族や上流階級のものだった「文化芸術」が庶民のものになりました。この5代将軍徳川綱吉の時代を元禄と言います。この背景には農業から解放された都市生活型の庶民にお金と時間の余裕が生まれたことが挙げられます。その時間を使って都市の庶民がお稽古事に励むようになり、そこを社交の場として楽しみました。また版木印刷が生まれたことで大量印刷・出版が可能になり庶民の間に情報革命が起こったことも重要な要因です。
もう一つ見逃せない点は、戦乱の時代を体験していない「戦後世代」が社会の主役になっていたこと、さらには景気が停滞していた時期であったことです…編集後記に続く。
トランプ関税ショックのおかげか、政府与党内でも「消費税減税」が議論され始めたと聞きます。現在、8%の軽減税率の適用を受けているものを消費税0にしようという話です。ようやくまともな議論をするようになったな…と思いきや。一度取ってから後で払い戻すという議論らしく。
小さいころお年玉をもらうと母が「子どもがお金を持ったらろくなことに使わん。預かっておく」といってさっさと預かっていきました。
あのお年玉、どこに行ったのかな?母は「あんたを育てるのにいくらかかったと思ってるの。それに全部消えたどころか、借金が増えたわよ」といいます。
庶民の私たちにお金を持たせたらろくなことにならん。政府が集めて賢く使ってあげる。それでも足らん。そのせいで国の借金が…。何となく似ているような論調です(笑)。
夜9時に眠りにつくのが常だった私ですが、ある夜、うまく寝付けずに水を飲みに台所に行きました。するとそこには母と7つ上の姉がうまそうにケーキを食べている姿が…。なぜか私が隠れましたが、この光景、どこか似ているような…。
★
現代は「元禄」と並んで庶民の文化芸術が花開いた時代として後世に伝えられる…そんな今を私たちは生きているのだと思います。
ここで一つ、現在アートの最先端をご覧になってみてください。私はもう、驚くばかりで…。
この方、メイク動画で有名なだけでなく、モデルをしたり、テレビにも出演しているれっきとした「男性」です。
さて、平和である=争いがない、そして不景気=仕事がない、頑張る場所がない、が重なる時代には「男性が女性化する」と言うのはいまや世界の常識。我が国もその真っただ中のようです。
そもそも「戦う」「働く」という目的でメスの亜種から派生したオス。ケンカっぱやかったり、がむしゃらに働くなど、よく考えるとバカバカしいことが平気でできるのは、その部分のプラグをメスから抜いて作られたオスの宿命です。
そんなオスが本来の目的を失っていしまうとどうなるか。元来のメスに戻ってしまう、いえ、プラグがない分、メスともいえないような…不思議な存在に戻ってしまうのは自然の摂理です。
ヒトも生き物ですからこの摂理に抗うことはできません。したがって現代の「回帰=カイキ君」これは私の造語ですが、はなかなか一筋縄ではいきません。奇想天外です(笑)。
先に挙げた男性のメイク術は完全にアートのレベル。美容の分野にはカイキ君が以前から多いのは周知です。これ以外にも、ダンスの振り付けで成功している方にはカイキ君が多いように思います。そんな風に考えると、この平和で不景気な時代のけん引役は男性でも女性でもなく、カイキ君たち?なのかもしれませんね。美輪明宏さんやマツコ・デラックスさんにそれを感じます。カバちゃん?性別適合手術をして女性になるのはこの例とはちょっと違うかな。
これ、勝手な持論です。根拠なしです(笑)
私もまもなく還暦を迎えます。カイキ君にはなれませんがこれを機に長く忘れていた「おしゃれ」をちょっぴり楽しもうと企んでいます。その第一弾として先日、人生初「眉毛」を専門家に整えてもらいました。妻と娘からは大好評。この勢いで人生初の髪染め(言い方がなんとも古い)に挑戦しようと思っています。服も若作りしていこうかと…。
こんな時代だからこそ楽しめることがあります。それを普通に楽しみたいですね。もし日本が戦争に巻き込まれたら…。坊主頭にして鎧を着て戦地に向かう…くらいの気概と愛国心は持っているつもりです。そんな機会など来ない方がいいけど…。
どうでもいい話でした。すみません。
そんな感じです。
投稿者プロフィール

- 茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。
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