忘年会と無礼講

一昨日の月曜日、懇意にしてくださっているラグビー部の先輩から「忘年会」のお誘いを受け、ちょっと早いかなあと思いつつも誘惑に負けて=give in to temptation参加して=joinきました。総勢4名でしたが酒豪ばかりが揃ったものですからテーブルにはビール瓶、酎ハイのグラス、焼酎のボトルの「空」がずらっと並ぶ有様。ある意味では壮観でした。今年の最初の忘年会でしたが、いきなりやらかした感じで昨日は久しぶりの二日酔い=hangover（笑）。えらいことになっていました。

忘年会は今週末から本格化してきてこの週末は連ちゃん、その後、ぽつぽつと続いて28日の高校ラグビー部の集まりが最終。酒の抜けない日々が続きそうで先が思いやられます。

ところで広辞苑によると忘年会とは「その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会」とあります。つまり今年あった苦しかったことや嫌なことを忘れて、新しい気持ちで来年を迎えることを目的とした食事会や飲み会ということですね。

We drink a lot at the year-end party to forget all about troubles of the year.

皆さんもたくさんの忘年会に誘われておられることでしょう。どんな忘年会に参加されるのでしょうか。仕事仲間、サークル仲間、ご近所さん、同窓会…どれも楽しそうで顔を出したくなりますね。大いに盛り上がっていただきたいところですが、一年の苦労を忘れる会で大失敗！なんて笑えないことにならぬよう、お酒はほどほどに、とくれぐれもお願いしておきます。特に今年は自転車の飲酒運転の取り締まりに要注意。えっ、お前が言うなと。おっしゃる通りでございます…編集後記に続く。

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忘年会の起源=orginには諸説ありますが、鎌倉時代に開催された「年忘れ」という会というのが一つ。しかし内容は今と異なり、貴族や武士が連歌を読み合う、厳か=solemnで優雅な=elegant会でした。現在の忘年会のような形になったのは江戸時代のこと。庶民の間でお酒を酌み交わしながら行う"年忘れ宴会"が広がったことが起源といわれています。

この年忘れ宴会が年末の恒例行事=anual eventとして、また現在のお祭りムードのものとして本格的に浸透していくようになったのは明治時代以降のことです。中心となったのは学生や官僚で、年末に里帰りしなかった学生が年末に宴会で盛り上がったことや、官僚らが冬のボーナスが出ると皆で飲みに出かけて行ったことが忘年会として定着していったようです。文献では夏目漱石の「吾輩は猫である」という有名な小説の中で、初めて「忘年会」という言葉が登場。忘年会の浸透と共に「無礼講」という言葉も誕生し浸透していったと言われています。

この無礼講に関してちょっと豆知識を。神事の際に神様に捧げたお神酒を偉い人から順番にいただく儀礼を「礼講」と言います。そこから派生して「礼講」には儀礼通りに物事を進めるという意味が生まれました。そして神事が終わって礼講がなくなる、儀礼にとらわれずに宴を楽しもうといった意味で無礼講という語が使われだしたようです。なので、くれぐれも「無・礼講」であり、これを「無礼・講」と曲解して「上下関係を取っ払い、多少無礼なことをしても良い場」なんて考えないこと。大失敗の原因となります。

もうちょっと付け加えて「講」の意味は何かというと、会や集まりのことを指します。これでお分かりと思いますが、無礼講を「無礼・講」と勘違いすると「無礼な人の集まり」となりますのでご注意ください。

さあ、忘年会シーズンです。お出かけ前には「ウコンの力」を1本飲んでいくことをお勧めします。これで悪酔いリスクが大きく下がります。そして家に帰ったらシジミ汁、面倒な方はオルチニンのサプリを補給。これで肝臓=liverが元気になって二日酔いリスクが下がります。この2つ、この時期に手放せません。

でも、やっぱり飲み過ぎないのが一番。いくつになってもどんな時でも皆なと一緒の時は「お酒はほどほどに」。でないと無礼講の一味になってしまいますぞ！

そんな感じです。