10月に入りました。会社員時代、この時期はいつもドイツのミュニック(ミュンヘン)で開催される「ISPO」確かインターナショナルスポーツコンベンションの略?に出向いていました。同じ時期、現地ではビールのボジョレヌーボーであるオクトーバーフェスタが開催されており、その出張中に移動遊園地と出来立てのビールを楽しむことができました。

「ベルリンの壁」の崩壊前と崩壊後を現地で実体験することもできました。ソ連の崩壊前夜、東西冷戦の終結、ヨーロッパ激動の時代でした。私のクライアントはオーストリアの会社でしたが、そこでも政治的な話題が多かった記憶があります。

あれから35年。おおむね平和だった時代が終わり、新たな対立の時代に突入しました。民主主義国家対独裁国家=democracy vs autocracy、親米対反米、ユダヤ対イスラム…。昨日、イランがイスラエルに向かって200発にも及ぶミサイル攻撃を実施。イスラエルは「宣戦布告=declaration of war」と受け止め戦争に突入する様相です。

我が国周辺も騒がしくなってきました。時代が大きく動こうとしています。そんな中、自民党が内輪の論理で選んだ首相と内閣で果たしてこの荒波を乗り切れるのでしょうか。

またアメリカ南東部を巨大ハリケーン「ヘリーン」が未曽有の大災害となっているようですが、バイデン政権はまったく対処できていないようです。政治の無策は結局、庶民にしわ寄せが来ます。

明るいニュース?やっぱり大谷選手でしょうか。レギュラーシーズンの素晴らしい成績そのままに、ポストシーズンもさらなる活躍を期待したいですね。

イランが発射したミサイルですが、大手メディアは「迎撃に成功」し「死者ゼロ」と伝えています。しかしながらこちらの映像では明らかに迎撃を逃れたミサイルが確認でき、地上に着弾したことが想定されます。この状況で死者ゼロはちょっと無理があるのではと思います。

ところでイスラエルの面積は22,140平方キロメートルで日本の四国ほどです。この小ささがゆえにイスラエルはその全土を覆う「アイアンドーム」と呼ばれる世界最高レベルのミサイル迎撃システムを完備していました。しかしながら現実は…。音速ミサイルには対処できなかったようです。

またイスラエル国内では同時多発テロが起きた模様。イランは上空だけでなく内側からも攻撃を仕掛けているようです。ミサイルを雨のように降らせ、内側では重要施設などを爆破する。近代戦争の王道ですね。

翻って我が国日本。中露北朝鮮のミサイルの標的となっているにも関わらず迎撃能力はほとんどなく、敵基地攻撃能力もありません。国内テロ予備軍ともいえる不法外国人取り締まりも弱腰。もし仮にCHINAにイランと同じことをやられたら最初のミサイル攻撃だけで何万、何十万という人が命を失うことでしょう。「相手が攻撃してきたら対応する」という戦法は、一人の犠牲者も出さないという防衛の戦法ではなく「最初の攻撃の犠牲はやむを得ない」という本末転倒な戦法であることの証左です。

我が国に対してそんなことをする国などない…。イランによるイスラエル攻撃に前後してCHINAは台湾に対しての強硬姿勢を明らかにしました。台湾に対してイランと同じことをする可能性さえあります。この場合、対岸の火事には決してなりません。我が国も標的となる可能性があります。

この現実を見れば、次期衆議院選挙では本来なら「国防」も争点になりそうなものですが、残念ながら裏金問題や新大臣のスキャンダルなどの追求とその報道に明け暮れることになりそうです。それとも少しはまともな主張が繰り広げられるのでしょうか。

とにかく昨今の与党自民党、第一野党の立憲民主党の主張は嘘まやかしばかり。これら以外の小さな政党の主張がまっとうに思える今日この頃です。これを「腐敗政治=corrupt politics」というのかなあ。それとも結局のところ「民主主義は衆愚政治=mobocracy」ということで独裁には勝てないということなのかなあ。いややけど。

投稿者プロフィール

いちぜんや
茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。

\

無料!メンバーシップのご案内

/

あつあつでは無料のメンバーシップをご用意しています。
登録するとサイトの更新情報に加えて
登録者限定の㊙情報や🉐情報満載のメールレターをお届け。
お気軽にご登録ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です