最近、「外国人」による犯罪=crimeや迷惑行為=nuisanceが報道される機会が増えているように思います。外国語を扱う私にとって興味を持たざるを得ない話題ですが、外国語を学ぶ皆さんはどのように感じておられるのでしょうか。

私の場合、英語圏から日本にやってきた外国人の友人が多いのですが、犯罪行為や迷惑行為を行うような人はおられません。どちらかというと「郷に入れば郷に従え=When in Rome, do as the Romans do」で日本の歴史文化に関心を示し、さらには日本人への尊敬の念を持っておられる方ばかりと感じます。また中国系、朝鮮系の方もおられますが、その印象は英語圏の方と変わりありません。したがって「外国人問題」といわれるとピンとこないのが実情です。

報道を見る限り、問題となっている外国人は、私の付き合っている外国の方々とは少し層が異なるようです。主に短期の観光客、短期観光の後の不法滞在、学校や仕事先から失踪した不法滞在、難民=refugees申請中といった外国人が多いようです。日本になじめていない方達です。

大阪の心斎橋や道頓堀近辺、また京都の観光地でもでは外国人観光客によるゴミ問題等、マナーに関するトラブルも大変なようです。このいわゆる外国人問題、このままでいいのでしょうか。

私の基本的なスタンスは「ルールはルール」。ルール(法律)を守っていれば自ずと私自身の自由や安全が守られるという考えで、何より遵法精神=law-abiding spiritが一番です。だからこそ時代に合わないルールは変えていかなければならないし、時代の流れの中で必要となったルールは急いで作らないといけない。そしてルール違反には厳正に対処しないといけないと強く思う立場です。

さて不法入国や不法滞在の問題。先日、政府は在留資格のない子140人に特別滞在許可を与えました。人道支援=humanitarian aidと称して政府自らがルールを捻じ曲げた事例です。わが国の政府判断にはこのような事例が数多くあり、まったくもって許せません。この「行政府によるルールの捻じ曲げ癖」が諸悪の根源と思っています。

この行政府による特別許可を受けて社民党の福島党首は「滞在できないより滞在できた方が良いに越した事は無いけれど、なぜ140人なのか。小さいときに日本に来た子どもは対象外。親が不法に入国した場合は子どもは救済されない。しかし、難民の人たちは他人のパスポートで来る人が多いことも知ってほしい。」とXで発言しました。他人のパスポートで来るという違法行為を「ルールを作る側の立法府の議員が容認するという無責任極まりない態度」はとうてい許せるものではありません。なんとまあ、行政も立法もこの体たらくです。

そもそも「不法」などと言葉を緩和することなく「違法」と呼ぶべきです。そう「違法入国」「違法滞在」です。そして法治国家は違法行為に対して厳正であるべきです。福島議員が何らかの理由で違法入国、違法滞在に対して厳正に対処したくないのなら、立法府の一員として法改正に挑むべきです。

話はそれますがアメリカ大統領候補のカマラ・ハリス氏は「不法移民は違法ではない」と言ったと伝えられています。英語では不法も違法も'illigal'ですのでこの和訳がそもそも怪しいですが、本当だったとしてこの頓智のような発言、一休さんならどう答えるのでしょう?

話を戻して、果たして三権分立の残る1つの司法はどうか。行政府である警察の不逮捕や検察の不起訴が多発してますが、これは逮捕し起訴しても裁判で有罪にできないからに過ぎません。法律の問題もありますが、外国人の犯罪に対して司法が弱腰だと言わざるを得ない状況です。

もし日本人が免許証を持たずに車を運転しているところを警察官に見つかれば少なくとも「不携帯」で反則金を、もし無免許ならしょっ引かれて罰金、さらに数年間は免許が取れなくなるのは当たり前。ごねても裁判で有罪間違いなし。それを外国人は無罪放免では再犯の抑止力はゼロです。

つまるところ、私に言わせればすべてはルールを守らない「国」の問題。外国人問題に矮小化してはいけないと思っています。

言っては何ですが、飲んだ帰り道に立ち〇ョンする日本人の迷惑なおっさんはいっぱいいます。ゴミ出しが適当な人も然りです。犬のウ〇チを道端に放置する人も後を絶ちません。ちょっとしたことで絡んでくる、暴力をふるう日本人もいます。日本人だからとか外国人だから、ではないと思います。

とにかくルールを守らないヤツは日本人、外国人に関係なく片っ端からつかまえろ!と思っています。その上で罪に見合った厳正な処罰を。さあ岸田総理、裏金議員の脱税からしょっ引きましょう。「先ず隗より始めよ=start from small things」です。どうせ修正申告して納税して終わり。脱税での立件には至りませんから国会議員の地位は守られます。それでもルール通りに行えば少しは信頼回復できるかも、です。

そして「日本で違法行為をしたらすぐにしょっ引かれる」と世界に向けてPR。そうと知れば違法入国や違法滞在をたくらむ外国人は減るだろうし、うまく入国できても犯罪を犯さなくなるでしょう。その後は地道に職務質問=police checkupで捕まえて強制送還=deportation。これで大半の日本人とまっとうな外国人は平和な暮らしを取り戻します。

ルールはルール。破ったら厳正に処罰。自由と安全を取り戻して民主主義の法治国家を貫くにはやはりこれしかありません。

投稿者プロフィール

いちぜんや
いちぜんや
茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。

\

メンバー登録のご案内

/

あつあつはメンバーシップを採用しています。

メンバー登録すると毎週のニュースレターとともに

メンバー限定の㊙情報や🉐情報が手に入ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です