予想通りといっても過言ではないでしょう、アメリカのバイデン大統領が次期大統領選挙から撤退する=withdrawと表明しました。理由は明らかにしていません。後任にカマラ・ハリス副大統領を推すとのこと。
民主党=Democratic Partyの議員からはハリス氏のほかにオバマ元大統領夫人のミッシェル・オバマ氏を候補=candidateにしたいという声なども上がっているようで、民主党の大統領候補者選びが混沌としてきました。
銃撃事件後、ある意味でアメリカンヒーローへと昇華した共和党=Republican Partyのトランプ候補と戦う民主党候補者が一体誰になるのか。そして誰が勝つのか。我が国にとってもっとも影響のある選挙が行われるのは11月5日です。
なお与党自民党の総裁選挙は9月。人選を誤れば遅くとも来年に控える参議院選挙での政権交代もありうると言われています。我が国のこの先10年、いや未来が決まる決戦の秋が間近です。
バイデン大統領は副大統領を選ぶ際に過去の実績以外に以下の基準を設けました。覚えていますか?
・非白人であること
・女性であること
その結果、4名の候補者に絞られたのち、ハリス氏が副大統領の座を射止めました。
民主党では「ポリコレ」が重視されます。ポリコレとは、「ポリティカル・コレクトネス=political correctness」の略称。頭文字から「PC」と呼ばれることもあります。直訳すると「政治的正しさ」という意味を持ち、特定のグループに対して差別的な意味や誤解を含まぬよう、政治的・社会的に公正で中立的な表現をすることを指します。
政治家に白人男性が多く、非白人や女性が軽く扱われているのではないかという理由でポリコレの観点からあえて非白人女性を条件にしたのだと推測します。これによりいくら有能でも白人男性にはチャンスなしという逆差別を許すのがポリコレ信者の面白いところです。
さて大統領職ともなると果たしてこの選考基準でよいのかという疑問がでてきて当然でしょう。他の候補者だけでなく副大統領就任当時の基準もハリス氏の戦う相手となりそうです。そのうえ副大統領としての実績はあまり芳しくないようで…。すでに苦戦が予想されています。
前述のミッシェル・オバマ氏については政治経験がほとんどない一方で人気は絶大。もし大統領候補、さらに大統領になれば後ろ盾にオバマ元大統領が付くことは間違いないと言われています。しかしそうなると最長2期8年に制限された大統領職が事実上の「ファミリービジネス」となってしまうことを危惧する声もあるようです。
では男性候補は?
名前は忘れましたが一人おられるようです。白人でゲイを公言されているとのこと。括りはマイノリティーでしょうか。そうそう白人でゲイと言えばフランス大統領のマクロン氏。彼は女性と結婚しておられるのでバイになるのかな。すみません、余談でした。
残念なことに世界は何となくマジョリティー受難時代のようですね。少数派の皆さんには決して逆差別にならぬよう、よろしくお願いしたいところです。
投稿者プロフィール
- 茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。
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