トランプ氏、狙撃される

前大統領であり共和党の次期大統領候補でもあるトランプ氏が狙撃されました。ペンシルベニア州での集会で起こった重大な暗殺未遂事件=assassination attemptです。

幸いにも右耳を負傷しただけの軽傷で済みました。シークレットサービスに囲まれてステージから去る際のトランプ氏の写真が世界中を駆け巡りました。

犯人は20歳の青年。その場で射殺されました。報道によると「単独犯」とのこと。しかし、誰もそんなことは信じていません。

わが国でも2年前に安倍前首相が狙撃され暗殺されるという大事件が発生。その犯人の山上も単独犯。しかし誰もそんなことは信じていません。

暴力と闇が蔓延る時代になりました。何かがおかしい…。そんな気がしませんか？

私は陰謀論=conspiracy theoryがあまり好きではありませんが、今回の事件に関しては単独犯では説明しきれないと思っています。一方で、その背景が明るみに出るとも思っていませんが。

いくら主義主張が異なっている相手であっても暴力で口を封じようとする行為は許されることではありません。この点でトランプ氏が無事だったことが幸いでした。下手をすれば民主主義がテロに屈するところでした。しかし喜んでばかりはいられません。流れ弾に当たって命を落とした方がおられます。暗殺未遂事件と同時に殺人事件が発生しているのです。

犠牲となったのはコーリー・コンパートアさん50歳。家族とともに集会に参加している最中に事件に巻き込まれ亡くなりました。家族をかばって被弾したとのこと。コンパートアさんはボランティアの消防士だったそうです。詳しくはこちらから。

コンパートアさんのご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族に哀悼の意をあらわしたいと思います。

彼以外にも複数の方が事件に巻き込まれ、中には重傷を負った方もおられます。負傷された皆さんが一日も早く回復されることを願うばかりです。