近畿地方もどうやら梅雨入りしたようですね。例年よりかなり遅いとのこと。一方でまとまった雨量が予想されています。つまり大雨に注意という感じでしょうか。

さて、東京都知事選がはじまりました。選挙権のない私には関係ないといえばそうなのですが、今回は妙に気になっています。理由は史上最多の候補者数で、いよいよその候補者による政見放送がスタートしました。今、Youtubeでこれを見るのにはまっています。テレビのどんなバラエティー番組より面白い…。

24人もの候補者を出したNHK党への賛否=pros and cons、その他のクセのある候補者への賛否など、様々な議論が巻き起こっていますが、300万円の供託金=deposit for candidacyを失うことを承知で被選挙権を駆使し出馬した皆さんにとにかく拍手です。そして、人はこうまでして自分の意見を言いたいのかと…。

地方では首長に立候補する人が複数おらず選挙すらできない、議員に立候補する人が少なくて選挙はなし、議員定数にも届かないなんてことが頻発しています。それに比べると都民が選挙権を行使できるのですから東京都は民主主義が機能していていいですね。

今回の都知事候補の乱立に警鐘を鳴らし、一部では供託金を増額しようなんて意見があります。こういう人は民主主義と資本主義をはき違えています!供託金を上げたらお金のない人が立候補できないから人数が絞られるだろうという考えだと思うのですが、お金で被選挙権に制限をかけるこの考えは民主主義を「お金で売り渡す」そのものだと私は思います。これには大反対!

とはいえ、今回の都議選のように当選目的以外の目的で出馬する候補者が乱立するような事態が有権者=electorに混乱を与えるのも事実で、ある程度は人数の絞りこみをする必要があるとは思います。この絞り込みをあくまで民主的に行うとすれば、例えば立候補の際に一定の署名=signatureを集めることを条件にするなど、お金ではないハードルを設ける議論をするのが王道だと思います。

話は変わりますが、NHK党の立花孝志という人は本当にユニークですね。考えが柔軟というか、既成概念にとらわれずにいろんな策を弄するので目が離せません。NHK党は候補者たちに政見放送用の原稿を渡しているようですから話の内容に大差はないのですが、候補者一人ひとりの風貌や話し方に個性があってついつい聞き入ってしまいます。昔、これに似た体験があったなあと記憶をさかのぼると、そう、小学校の時の朗読の時間にそっくりなんです!同じ原稿を立て板に水のように朗読するクラス一の秀才から、まっすぐ立つこともできずフラフラして読むヤツ、妙に感情を入れて読む大げさなヤツ、ボソボソと何を言うてるのか分からないヤツ、妙にニヤニヤしながら読むヤツ…。今、政見放送がまさに朗読の時間になっています。とそんな風に楽しんで聞いているうちにNHKの受信料問題などが刷り込まれて「NHKをぶっ壊す」という主張が正当に思えてくるから不思議です。これが立花さんの策なのでしょうね。

若者よ、もっと選挙に行こう!などと口では言いつつ、本音は選挙をつまらないものにして投票率を下げ、既得権益を守ろうという勢力の皆さんにとって、何かと話題を提供する立花孝志はいやでしょうねえ。

今回の都知事選、小池現知事の3選と予想しますが、2位以下がどうなるのか、蓮舫さんの公職選挙法違反はどうなるのか、あのねのねの清水国明さんの応援に原田さんや鶴瓶さん(彼はあのねのねの元メンバーです)は駆けつけるのか、興味津々の今日この頃です。

とにかく政見放送、笑えます。皆さんもぜひご覧ください。

投稿者プロフィール

いちぜんや
いちぜんや
茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。

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