線路沿いに植えられた数種類のアジサイ=hydrangeaが一斉に花を咲かせています。この時期の一番の楽しみは毎日表情を変えるアジサイを眺めながらの犬の散歩です。特に雨上がりの朝が素敵です。

アジサイを漢字で書くと「紫陽花」となります。これだけで紫色の花を咲かせることが分かりますが、これ以外にも名を持っているのはご存じですか?一説では8つの名があるそうです。そのいくつかをご紹介しますね。

七変化
アジサイは同じ種でも植えた場所の土によって花の色が変わります。土壌に酸性=acidicの割合が多いと青紫色、アルカリ性=alkalineまたは中性であれば赤色になる傾向があります。日本の土壌は酸性の傾向が強いため、青系のアジサイが咲くことが多いようです。「七変化」という別名はアジサイの花色がさまざまなことから名付けられ、その特徴を最大限に表現していますね。

Green Snapさんの記事をベースに書いています。ご興味をお持ちの方はこちらからサイトに移動できます。

八仙花(はっせんか)

七変化と同じく花色が変化することが由来です。八仙花はもともと中国での呼び名でしたが、日本でも後に別名として呼ばれるようになりました。

四片(よひら)
アジサイの花に見える部分はガク(額)と呼ばれ、ガクが四片集まっていることから「四片」とも呼ばれます。桜や梅の花などは花びらが5枚ですが、アジサイは4枚なので別名として最適な呼び名ではないでしょうか。俳句では「四葩」と書かれることが多く、夏の季語として使われます。

手鞠花(てまりばな)
アジサイの丸いフォルムからこのような別名が付けられました。手鞠とは糸を巻いて作られたボールのことで、昔から日本にある玩具です。

私は「手鞠花」という呼び名がお気に入りです。もう50年近く前の話ですが、小学生の時に「あじさい」と「くまざさ」という2つの詩のどちらかを選んで皆の前で朗読=recitationするという試験がありました。先生のイメージではあじさいは女子向け、くまざさは男子向けだったようですが私はあじさいを選びました。「6月のしなやかな風が作り上げた鞠、あじさい」から始まる詩です。私が6月生まれだったこと、あじさいが風にふわふわ揺れる姿が好きだったこと、あじさいのまあるい姿を「鞠」とかわいらしく表現していたのが決め手でした。そう、私にとってあじさいは「風に揺れる鞠」そのものなのです。だからこの詩は今でも忘れずに大切にしています。

そんな経験からか、お気に入りの詩や名言を見つけては暗記するなんてことをしていた時期がありました。古いメンバーさんはご存じかな、以前はこのニュースレターで英語の名言集と称してお気に入りを紹介していたんですよ。なので今日は久しぶりに…

The special secret of making dreams come true can be summarized in four C’s. They are Curiosity, Confidence, Courage, and Constancy.

Walt Disneyさんの言葉。私が4つのCの中で一番難しいと思うのはConstancyかな。正確には前の3つのCの継続なのでしょう。まさに継続は力なり。このニュースレターも始めてから10年を過ぎました。もう少し続けてみるつもりです。

投稿者プロフィール

いちぜんや
茅ケ崎方式英語のスクールを経営して27年になります。講師ではなくブログやニュースレターを書き、学習者さんや先生のフォローする役割です。趣味はラグビーと陸上トラック競技。59歳の今も週末は試合に出ています。家族は、ヨガとテニス好きの妻・推し活に夢中の娘・2匹の犬。大阪市在住。

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