関西出身の選手が活躍！ラグビーの話…

26日、ラグビーリーグワン決勝が国立競技場で行われ、東芝ブレイブルーパスが24対20で埼玉ワイルドナイツとの死闘を制し、14シーズンぶりの日本一に輝きました。

個人的にはどっちが勝ってもよかったのですが、最後の数分は本当に手に汗握りました。ワイルドナイツの最後まであきらめない怒涛の連続攻撃。そして残り2分、ついにブレイブルーパスの堅守が破られての逆転トライ！と思いきや、TMO判定：television match official（映像で確認しての判定）が行われて連続攻撃中のスローフォワードでトライ取り消しに。その後もワイルドナイツは攻撃の手を緩めずも、最後は反則を取られてTHE END。激闘に終止符を打ちました。

スローフォワードをしたレジェンド堀江選手は今期限りで引退。その彼に「ラグビーはボールを前に投げてはいけません」と初心者に諭すように冗談っぽく注意した松田選手。日本代表でも一緒に戦った戦友同士、いい関係ですね。

因みに堀江選手は島本高校、松田選手は伏見工業の出身。幻のトライを挙げた日本代表の長田選手は亀岡市出身です。ラグビーでは関西出身の選手がおおぜい活躍しています。

あ、関西といえば日米通算200勝を挙げたダルビッシュ選手も大阪出身。関西万歳ですね（笑）。

私は58歳になった今も「現役=active player」としてラグビーをやっています。私世代はラグビーのプロがなく全員がアマチュアなので「引退」という概念がありません。トップチームで活躍していたような人も「第一線を引く」とか「チームを離れる」いった感じで「引退」したように見えますが、意外に多くの人がその後も他のチームでプレーを続けていたりします。皆さん「現役」です。

とはいえ「格闘技」の要素が強いラグビーですから若い人と戦うとおじさんは大ケガをします（笑）のでなるべく年齢別に試合をするようになります。その際、パンツの色を揃えるのが決まりで、具体的には数え年40代が白パン、同50代が紺パン、同60代が赤パン、同70台が黄パン、同80代が紫パン、同90代が金パンとなっています。この年齢別＆パンツの色別ルールは日本発祥ですが今や世界標準になっています。

おもしろいのは人数の関係などでパンツ色混合で試合をする場合にタックル禁止の特別ルールがあることです。例えば白パンは赤パン以上にタックルできません。紺パンは黄パン以上にはタックルできません。つまり下のパンツは2つ以上離れたパンツにタックルできないというものです。これが危険防止になっています。しかしそうなるとタックルされない方はやりたい放題になるので、この場合はボールをもって10ｍ走ったらタックル解禁になります。皆さん、若い人からの強烈なタックルはご免こうむりたいのでたいていは数メートル走ったところで手早くボールを放します。

事例。私の出ている赤パンの試合に紫パンの方が加わることがあります。紫パンといえば若くて78歳。上は87歳です。一般の方なら歩くのもおぼつかなくなる年頃。でも普段から鍛えておられるのでなかなかのスピードで走られるんです。もう拍手喝采ものです。しかもルールを忘れてしまったのかパスをせずに10m以上走るんです。するとそこには情け容赦のないおっさんがいてタックルの餌食に…。それでも何でもないような顔で立ち上がって大笑い。シニアラグビーは化け物の集まりかも知れません。

また男女で一緒にプレーするためのルールもあります。女子はピンクパンツなんですが年齢に関係なく黄パン扱いです。そんな様々なルールで守られるため、いくつになってもラグビーができるようになっていますし、50歳を超えてラグビーを始めるという男女も少なくありません。

で、私。今年から赤パンですので試合では最年少の若手扱い（笑）。陸上もやっている身ですから走らせたら手に負えませんのでおのずと活躍の機会が巡ってきます。フルバックが元日本代表の別格に上手な方なのでボールをよく回してくれるのですが「あとはお前が行け」って感じでフォローしてくれず独走状態。トライができてうれしい反面、試合が終わったら「何メートルダッシュしたんやろう」って感じでもうヘトヘトです。

この秋、我が母校同志社高校と慶應義塾高校との第100回交流戦が開催されます。昨年秋にやったケガも完全に癒えてはいませんが、養生して体力もつけて臨みたいと思っています。

いくつになっても「打倒！慶応」（笑）

試合後はカレッジソングに続けて同志社チアーを英語で大声で歌います！その後の部歌からエールの交換も英語です。英語で暗記しているのはこの4つだけです…。最近はそれも怪しくなってきた（笑）